友人と張り合った就職活動

私の初めての就職活動は企業選択で友人と「勝手に」張り合った就職活動でした。それも、ネットで企業の大きさや評判を調べて友人の選択した企業に難癖をつけながらです。

最初に「就職」という言葉を意識したときには、私には漠然とした希望業種もありませんでした。 大学生活がいつまでも続くと妄想しており、楽しい時間だけを選択し、「就職」という文字は見て見ぬフリでした。 そんな中、友人たちが就職活動を始め、私も流されるまま就職活動を始めました。

はじめは「自分の学部が募集要項に該当する会社」を適当に選択し、会社説明会に行ったり、エントリーをしていました。 大学4年生になり、友人の一人が「俺、○○社と○○社の1次面接受かった!」と言いました。 面接すら受けていない自分は興味がないと思っている反面で「俺は就職できるのか?」と焦りが出てきました。

それからは必死に企業の説明会、エントリー、面接を10社以上繰り返しました。 ただ、その企業は全て「友人たちが面接に通った企業より大手の企業」です。 友人たちより大手の企業の面接に通り始めた私は鼻高々に友人たちの企業を小馬鹿にし始めました。

結果、大手ではあるものの、特に興味のなかった業種に就職し、「勝手に」張り合った友人も友人ではなくなりました。 また、自分が好きで選んだ会社でもなく、興味のある仕事でもない為、連日のように要領が悪く、昇進もできません。 終いには、後輩で入社した社員が上司になり、屈辱の日々でした。

いつまで経っても要領を得ない私は入社から5年後に兼ねてから希望していた「航空業界」へ転職しました。 現在も年下が上司であったりはしますが、この業界が好きなので、前よりモチベーションも高く嫌にはなりません。 しかし、いつも「新卒でこの会社に入っていたら、もっと楽しかっただろう」と思っています。

もし就職活動をやり直せるなら、私は大学3年生の秋からやり直したいと思います。 私は先程も述べたとおり、漠然とした希望業種もありませんでした。 では、なぜ私が「兼ねてより希望していた航空業界」と述べたのでしょう? それは、「高校生の時から憧れた世界」だったからです。

私は「憧れ」と「仕事」は別だと勝手に思い込んでしまっていました。 しかし、憧れを職業にできれば、こんなにも楽しいことが今は解っています。

では、大学生の時に何ができたのか? まずは、航空業界と一言で言っても職種は様々です。 自分は航空業界でどんな役割を果たしたいのかが重要になります。 パイロット・キャビンアテンダント・航空機の整備・航空機の設計、開発・チケットカウンター・グランドコントロール・管制官・出入国管理・空港税関などなど、様々な職種があります。 自分はいつ、何を見てその業種に憧れたのかを思い出すのが近道です。

私の場合は、高校生の修学旅行で飛行機に乗った時に空港を颯爽と歩くパイロットの方でした。 しかし、今からパイロットを目指すには難しく、可能性は低かったです。 恐らく、大学生の時も自身の大学と学部を考えると受験しなかったでしょう。 しかし、私が当時に自分の考えを曲げていなければ「パイロットを支える仕事」に出会えていたはずです。 現に、今の自分が出会えているのですから、当然です。

私が今の経験を踏まえ就職活動をもう一度やり直せるなら・・・
1、自分の憧れた職業を思い出す
小学生の時、中学生の時、高校生の時など、大抵の人は「憧れた職業」があるはずです。
2、自分が決めた業種をとことん貫く
自分の憧れた職業は、自分の未来が想像しやすくモチベーションも高く就職活動に励めます。
3、志望動機・自分の将来像をしっかり持つ
自分が憧れた理由が「志望動機」、憧れた人がどんな生活(仕事)をしていてほしいかが(自分の将来像)

この3点がズレることなく就職活動を行えていれば・・・ きっと友人も友人のままでいたでしょう。 きっと転職もしていなかったでしょう。